駅構内設備

改札口 5か所。西改札口、北改札口、東改札口、南改札口、小田急百貨店改札口 - 小田急百貨店営業時間以外は閉鎖。

店舗
food & heart - 2階改札内コンコース。イートインコーナー併設のコンビニエンスストア小田急商事#ショップ・コンビニエンス事業Odakyu SHOP - 各ホームに2店舗ずつと西改札口外付近と東改札口外付近の合計6店舗。OX SHOP - 北口出口 (2) 付近。
エレベーター(2階改札内コンコース - 各ホーム)、エスカレータ(2階改札内コンコース - 各ホーム、各ホーム→小田急百貨店改札口)

トイレ
2階改札内コンコース、東改札口外。待合室 - 各ホームに1か所ずつの合計2か所。横浜銀行ATM - 北口出口 (3) 付近、南改札口前。
出入口周辺 小田急電鉄町田駅には、複数の出口が存在する。

北口出口(1)
イタリアントマトカフェジュニア 町田北口店
生そば箱根 町田北口店

北口出口(2)
大雄駐車場
小田急バスビル

北口出口(3)
町田バスセンター ペデストリアンデッキ
西口出口

JR町田駅
町田バスセンター ペデストリアンデッキ
タクシー乗り場
みずほ銀行 町田支店
町田モディ
新光証券

南口出口(1)
三菱東京UFJ銀行 町田支店

南口出口(2)
吉野家小田急町田駅南口店

東口出口(1)
カリヨン広場
町田駅前交番
マツモトキヨシ 町田東口店

東口出口(2)
町田駅(バスのりば)
POPビル
りそな銀行 町田中央支店
JR東日本小田急電鉄で連絡乗車券などを発行できるように検討していたが、2008年3月15日より当駅経由の連絡定期券の購入ができるようになった。最近まで、JR東日本小田急電鉄との間で連絡運輸の協定がなされていなかったため、JR横浜線小田急小田原線を乗り継ぐ場合の連絡乗車券・定期券などの購入はできなかった。そのため、それぞれの乗車券(回数券、磁気・SuicaPASMOの各定期券を含む)は別々に購入する必要があった。このためか、両社においてSuicaパスネットが導入される以前は乗り換え客による乗車券購入待ちの列により自動券売機付近が非常に混雑し、自由通路を通ることができない状態になっていた。2009年現在でも引き続き連絡定期券以外の連絡乗車券類は購入できないため、定期券所持者以外の不便な状況は変わっていない。なお、定期券以外の連絡運輸が設けられていないのは、横浜線小田急電鉄は開業時から現在まで別駅扱いのためとみられる。似たような例として、武蔵野線新八柱駅新京成線八柱駅などがある。JR東日本 - 2009年度の1日平均乗車人員は107,799人である。

同社の駅では第27位であり、横浜線内では最も多い。東京都多摩地域の駅では立川(158,068人 同社内第15位)、吉祥寺(141,314人 同社内第18位)に次いで多く3位である。なお、当駅は横浜支社管轄であり、同支社内では横浜駅(399,633人 同社内第4位)、川崎駅(187,147人 同社内第12位)に次いで多く3位。小田急電鉄 - 2009年度の1日平均乗降人員は289,622人である。小田急電鉄線内の駅では新宿駅に次いで第2位である(2009年度現在)。駅周辺は多摩地域有数の商業地として発展している。南多摩地域のみならず、神奈川県央や横浜市北西部(いわゆる武相地域)の拠点としても栄える。小田急線・横浜線中央口北口周辺は東京都町田市原町田・森野・中町で、現在の繁華街は主に原町田5・6丁目付近に広がる。一方、横浜線町田駅南口周辺は原町田1丁目だが、境川の旧流路が現在での神奈川県との都県境となっているため、境川を渡った相模大野駅側や、町田駅側であっても南口前のデニーズをはじめとした一部の住所は相模原市南区上鶴間本町となる。

JR町田駅駅ビル - ルミネ
小田急町田駅駅ビル - 小田急百貨店
鉄道の開業前、現在の駅周辺は鎌倉街道が横切る原野だったが、鎌倉時代より鎌倉街道の宿場として栄えた町田村の一部住民が1580年代にこの地域を開拓し原町田村が出来る。その後江戸時代末期の鎖国解除直後から、絹の道(生糸)の中継地・集散地として栄え、その流れで現在の原町田二丁目付近には多くの商店が建ち並んだ明治以降に横浜線小田急線が開業すると駅近隣の発展は急速に進み始める。そして、1960年代から1970年代にかけて、住宅供給公社や当時の日本住宅公団によって市内に多数の大規模集合住宅(いわゆるマンモス団地)が建設されると、大丸(町田大丸に分社後、撤退)、緑屋(撤退)、さいか屋(専門店ビルのジョルナに業態転換)、ダイエー(規模を縮小しながらも食料品スーパー「グルメシティ」として営業中)などの百貨店、スーパーマーケットが次々に駅前に進出し、商業地としての地位を確実なものとした。今日では小田急百貨店東急グループの商業施設(町田東急ツインズ・109・東急ハンズなど)をはじめとして、丸井・モディ(丸井系)、西友ヨドバシカメラドン・キホーテ(2店舗。うち1店舗は長崎屋の業態転換)、ジョルナ、ブックオフ(2店舗)、ザ・ダイソーなどの大型店が林立し、さらには古くからの庶民的な商店街や若者向けの店も数多くひしめき合う、都民のみならず神奈川県民も多く訪れる全国でも有数の商業地として著しく発達しており、小田急線沿線としては新宿に次ぐ2番目、横浜線沿線では最大規模の商業地となっている。

このような大商業地でありながら、周辺の南町田(グランベリーモール)・橋本・南大沢・新百合ヶ丘・海老名(ビナウォーク)などに開設されたシネマコンプレックスとの競合により、2館あった小規模映画館が閉館したほか、郵政事業民営化に伴うぱ・る・るプラザ町田閉鎖に伴う併設映画館の閉館により、当駅周辺には映画鑑賞施設が存在しない状態となった。横浜線町田駅跡地周辺は駅の移転後に合わせて再開発され、1983年にバスターミナル・自転車駐車場・自動車駐車場・商業施設・JR町田駅ターミナル口改札からなる「町田ターミナルプラザ」が開業し、東京急行電鉄が所有する商業棟にはテナントとして東急ハンズが入居した。その後東急ハンズは東急百貨店町田店再編に際し2007年に百貨店とともに一旦閉店し、同年、百貨店を業態変更した専門店ビルである町田東急ツインズに移転した。東急ハンズ移転後のターミナルプラザ商業棟には、2008年5月23日にファーストリテイリングが経営する商業施設のミーナ町田が入居している。一方、ターミナル棟(2階以下は町田市所有、3階以上は東京急行電鉄所有の「駐車場棟」)の1階は町田ターミナル(バスターミナル)、2階は「ターミナルエイト」と称し、名の通り8つの店舗が入れる商用スペースとなっている。

ターミナルエイトは一時期、マクドナルドと喫茶店以外営業していない状態だったが、近年のターミナルプラザ改装と町田ターミナル停留所への観光バス乗り入れに伴って、新たに数店舗が入居している。ターミナルエイトと商業棟の間は、「出会いのひろば」と称する子供用遊具が設置されていた広場でつながっている。出会いのひろばの奥には、1983年10月に設置された和田康男作「水のオブジェ」という作品があったが、ミーナ町田の開店に伴い子供用遊具と共に撤去されたが、後に子供用遊具は撤去したオブジェの位置に戻っている。出会いのひろばの北側には「ターミナルデッキ」と称するペデストリアンデッキがあり、JR町田駅ターミナル口から町田市立中央図書館(シティホテルのホテル ザ・エルシィと同居)までつないでいる。出会いのひろば前のペデストリアンデッキ上には、1983年10月に設置された黒川紀章作「シティゲート」という作品があり、このモニュメントが真南北を示している