町田駅って?

町田駅は、東京都町田市原町田にある、東日本旅客鉄道JR東日本)・小田急電鉄の駅である。
1980年に原町田駅から改称。島式ホーム2面4線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。改札口は中央改札とターミナル口(旧・原町田駅付近)の2か所で、それぞれ2階にある。中央改札は、北側(小田急町田駅西口・バスセンター側)が中央口北口、南側(ヨドバシ側)が中央口南口となっている。ペデストリアンデッキ上の屋根設置に伴い、北口の駅名標の確認が困難な状況になっている。ターミナル口はSuica導入後も有人改札のままで、Suicaが使えなかったが、2006年頃に自動改札機を設置したのに合わせて対応した。中央改札付近にみどりの窓口指定席券売機が設置されている2005年から続いていたバリアフリー対応・リニューアル工事は終了し、エレベーター・エスカレータ専用通路が設置され、新設コンコース脇にNEWDAYSBECK'S COFFEE SHOP、ジューサーバー (JEFB) などが開店し、同時にトイレのリニューアルと冷暖房取り付け工事も完了した。この工事前はエレベーターはホームと駅事務室を連絡する車椅子使用者専用のものであり、エスカレータは上りのみであった。

工事前にあったエスカレータの部分は階段となっている。以前からあったエレベーターは自動販売機によって入り口を塞がれ、使用を停止している。なお、工事によってエスカレーターから転換された階段は幅が大人3人分が通れるほどの幅しかなく、列車が到着した際は降車した旅客でいっぱいになってしまう。特にラッシュ時間帯の上りホームの階段は降車した旅客によって通路が塞がれてしまうため、下りホーム八王子方の広い階段とあわせてこの階段にはラッシュ対策の駅社員が階段上に配置され、これから乗車する旅客の動線を確保できるように階段の通行を整理している。横浜線はすべての定期旅客列車が停車する。土曜・休日に運転する臨時特急「はまかいじ」の設定当時からの停車駅でもある。管理駅として、成瀬、古淵の各駅を管理下においている日中は、下り快速の前を走っていた各駅停車がすべて当駅で快速の待ち合わせを行う。 2006年3月18日から、上り快速の前を走っていた各駅停車の快速の待ち合わせは、大半の電車について当駅から中山駅で行うように変更した。

これは、快速の菊名駅停車に伴う運転所要時分変更によるものであるが、土休日ダイヤでは当駅で接続する電車が2本存在する。土曜・休日は当駅で上下共に特急「はまかいじ」と各駅停車との待ち合わせを行う。同列車が運転されない日もダイヤに変更はないため、当駅で待避を行う(いわゆるカラ待避)。内側の線路のうち2番線は上下共に発着可能、3番線は下りの到着及び上下の発車が可能である。東神奈川方面からの当駅折り返しの電車は2番線の発着が基本だが、夜間停泊を行った電車(後述)と、平日朝のラッシュ時間帯における上りホームの混雑緩和、当駅止まりの電車から八王子方面の後続電車への乗り継ぎをスムーズにする目的で、この時間帯のみ一部の始発電車が下りホームである3番線から発着する。このため、八王子方面へ向かう旅客が3番線からの折り返し東神奈川方面行に誤乗するケースがあり、放送や駅社員による案内を行っている他、3番線からの上り電車発車時のみ発車メロディを横浜線の他の駅とは異なる曲(スプリングボックス)に変更して注意を促している。

当駅の2・3番線において夜間停泊が行われる。これは、八王子発町田行の終電として2番線に到着した電車が翌朝の八王子行始電として、東神奈川発町田行として3番線に到着した電車が翌朝の東神奈川行として折り返すもので、これにより2番線発の八王子行が数年ぶりに設定された。なお、2010年3月のダイヤ改正までは、八王子発町田行はそのまま翌朝の東神奈川行(2番線)、東神奈川発町田行が翌朝の八王子行(3番線)となっていた。島式ホーム2面4線を有する高架駅。現駅舎は地上11階地下1階建(表記上地上9階)の駅ビル(小田急百貨店)の2階と3階の間(中3階部分)を鉄道が貫くという珍しいスタイルで建設された駅である。傾斜地にあるため、新宿寄りではホーム(中3階)は地平でコンコース(2階)は地下にあたるが、相模大野寄りではホームは高架で、コンコースも地平より高い位置にある。朝のラッシュの時間になると普段から混んでいる町田駅は大変な混雑になる。本厚木、海老名、相模大野で乗せた客を降ろすため乗る客と降りる客の人数は同程度となる。

階段付近のドアでは、肩と肩がぶつかるくらいになる。後ろ寄りは少しはすいてくるが、それでも吊革はだいたい埋まる。利用客の多さに比べホーム幅は狭く、到着を待つ際には3列での整列が指示されている。2005年から2006年にかけて行われた駅構内のリニューアル工事で、改札内コンコースの案内表示やエスカレータの増設やトイレの設置、改札外コンコースのトイレの改装などが行われた。2005年7月に行われた調査により、改札外天井部分にアスベストを含有した吹き付け材が用いられていることが確認されたため、2006年6月までに撤去作業を行った。小田急電鉄の管区長・駅長所在駅。町田管区として登戸 - 新百合ヶ丘 - 町田・唐木田間、町田管内として柿生 - 町田間を管理している。改札口は全部で5か所あり、駅ビルの2階(ホームの下の階)のコンコースには、西口(南)・北口(東)・東口(北)・南口(西)がある(括弧内は実際の方角)。また、3階(ホームの上の階)には小田急百貨店口があるが、これは百貨店内に直結しているため百貨店の営業時間帯以外は利用できない。

駅が南側から北側に向かっての傾斜地にあるため、JRの駅・バスセンターがある相模大野寄りの南西側(西口側)では、改札口のある2階は地面の高さから上がる必要がある。JR中央口北口と町田バスセンターから西口へはデッキで直接結ばれているが、改札面よりデッキの方が高い位置のため、若干下る。北口出口(2)(百貨店エスカレータ横・西側)は地面と百貨店2階の改札口の間に段差がない。ただし、接続道路は南西側(バスセンター側)へ下り、北東側(東口側)へ上る。新宿寄りの駅のすぐ北東側には玉川学園8号踏切(通称第1踏切)があり、北側(東口)・西側(南口)から改札へは階段を降りることになる。駅構内改札付近と南口方面への間には段差があり、改札より南口・東口地下道への通路が若干低い。新宿方に6両編成まで対応の引き上げ線が1本あり、江ノ島線からの列車を中心に当駅で折り返す列車がある。上り列車を2番ホーム着として、折り返し下りとして運転することも可能な構造である。2009年現在の到着は回送のみであるが、以前は町田2番ホーム止まりの折り返し下り列車が存在していた。 当駅は新宿駅と同様の発車ベルがあるが、各方面最終列車の発車時及び輸送混乱時にのみ使用している。