商業地域からJR町田駅を挟んだ南口側には

駅のすぐ目の前にヨドバシカメラがあり賑わう。その一方でJR南口至近の相模原市上鶴間本町には、かつて「田んぼ」と称された風俗街が存在し、現在でも性風俗店やラブホテルが数多く並んでおり、一部では西の歌舞伎町という声もある。2007年4月にはその風俗店などが並ぶ場所に存在する町田駅南口交差点付近で暴力団組員による銃撃事件(町田市立てこもり事件)が発生し、犯人を確保するために多数の警察官や警視庁の特殊捜査班が駆けつけ、近隣地域を管轄警察官が立ち入り禁止にするなど大きな騒動になった。銃撃事件発生後は駅周辺の各所に警察官が配置され、治安が強化されている。JR町田駅から小田急町田駅までの間のペデストリアンデッキは往来が激しく、人通りは絶えることがない。また、駅周辺の商店街ではマルチまがい商法の勧誘やホストの客引き、風俗店による違法なティッシュ配りなども非常に多く、中には歩行者の前に足を出すようにして強引に引き止めるなどの悪質な手口も見られ、これら全般の行為を警察は犯罪率の増加を示しているとして懸念している。

その一方で、駅からしばらく歩くと、緑や公園が多く存在し、緑が豊かな街としての一面もある。駅周辺にある公園のひとつである芹ヶ谷公園(参考)には、町田市立国際版画美術館があり、古今東西の多くの版画が常設展示されている。東京都町田市と神奈川県相模原市(昔の武蔵国相模国)の境界とされた境川はかつては激しく蛇行しており、河川改修によって流路が直線化された後も両市間では一部区間を除いて都県境が非常に入り組んだまま残されている。そのため、JR町田駅南口前のデニーズをはじめとした周辺の一部は境川の北側ではあるが、神奈川県相模原市に属する。JR中央口と小田急西口との間にはペデストリアンデッキが2つあるが、丸井側のみに屋根があり、東急・町田モディ(旧大丸)側には屋根がない。丸井側は横浜線の駅移転と共に開設され、JRと小田急の連絡通路として使われたものだが、やがて常に全体が溢れ返るほど混雑したことから、町田モディ側にも1993年に追加でデッキが建設された。

なお、どちらも将来はターミナル側のデッキへの延伸接続を計画しており、実際に一部がターミナル方面へ伸ばされてはいるが、近年にルミネ前の一部が延伸されたのを最後に工事は止まっており、現段階では延伸の目処が立っていない。JR中央口と町田東急ツインズとの間のペデストリアンデッキ上の広場は「モニュメント広場」と称され、その名の通り、回転する「曲がりくねった棒」でできたモニュメントが存在し、多くの鳩や鳥類が乗ったまま回転している光景もよく見られた。このモニュメントは1980年に設置された伊藤隆道作「動く彫刻モニュメント」という作品である。この広場にも屋根がなかったため、一時期は傘を貸し出すサービスを行っていたが、2006年末頃にモニュメントを取り囲むような形で布製の屋根が設置された。電力使用の削減に伴い、最近ではこのモニュメントが回転している様子が伺えない。町田東急ツインズのEASTとWESTとの間の道路上の町田駅中央口ペデストリアンデッキ向かいには、多摩都市モノレール町田駅の設置が計画されている。

既に導入空間となる原町田大通りの一部は開通し、新道の建設も進められているが、多摩市南野〜町田市小山田、旭町〜芹が谷公園付近など、一部区間での用地買収が滞っており、また多摩都市モノレールの財政的な問題もあるため、現時点でモノレールが町田駅まで延伸する目処は立っていない。なお、町田東急ツインズ(旧東急百貨店)の両館の間を結ぶ連絡橋は、この計画があったために5階という高い位置に作られたとされる。駅周辺の上空は厚木海軍飛行場への空路となっていて、爆音を聞き空を見上げると軍用機の下部を見ることがある。1964年には当時の繁華街(現在のターミナル付近)で軍用機の墜落事故(町田米軍機墜落事故)が発生し、事故現場周辺にいた4名が死亡するという惨事もあった。

小田急百貨店
町田東急ツインズ EAST館 (旧・東急百貨店まちだ店本館)
東急ハンズ
東急ストア
町田東急ツインズ WEST館 (旧・TOKYU まちだ and YOU)
109MACHIDA
ルミネ
無印良品
ジョルナ
丸井
町田モディ(旧・大丸→ビーミー大丸→丸井ビィ)
グルメシティ (旧・ダイエー→トポス→メディアバレー)
ザ・ダイソーギガ町田店
西友
ソフマップギガストア町田店
パリオ
ヨドバシカメラ マルチメディア町田
ドン・キホーテ ヤング館
MEGAドン・キホーテ(長崎屋の運営)
ミーナ町田
ユニクロ
ライトオン
島村楽器
ブックオフSUPER BAZAAR 町田中央通り本館
ブックオフSUPER BAZAAR 町田中央通り新館
ラウンドワン町田店
など

金融機関
みずほ銀行
三井住友銀行
りそな銀行
新生銀行
横浜銀行
八千代銀行
三菱UFJ信託銀行
みずほ信託銀行
中央三井信託銀行

郵便局
町田駅前郵便局(旧ぱ・る・るプラザ町田内郵便局)
原町田六郵便局
原町田郵便局
町田森野郵便局
町田郵便局
公共施設 [編集]町田市立中央図書館
町田市民ホール
まちの駅 ぽっぽ町田
まちだ中央公民館
町田市立国際版画美術館
ぱ・る・るプラザ町田(ぱ・る・るプラザ自体は廃止)
町田市役所
町田簡易裁判所
町田市民文学館ことばらんど
町田警察署町田駅前交番 - JR駅中央口のペデストリアンデッキの下にある。駅コンコースの宝くじ売り場の裏手にある階段で出られる。
町田消防署
町田市民病院

書店
久美堂(本店、小田急店、四丁目店)
有隣堂(ルミネ内)
リブロ(西友内)
福家書店
あおい書店(モディ内)
ジュンク堂書店(漫画専門、ミーナ町田内)
ブックオフ新古書店、町田東急ツインズに移転していたが、町田中央通りに2009年12月11日にリニューアルオープン。)
高原書店古書店
コミックとらのあな
アニメイト町田店
アニブロゲーマーズ町田店
予備校・塾
代々木ゼミナール
河合塾
駿台予備学校
東進ハイスクール
四谷学院
城南予備校
早慶外語ゼミ
市進予備校・市進学院
早稲田塾
DSKパーソナルスクール
東京個別指導学院
臨海セミナー
早稲田アカデミー
日能研
四谷大塚
SAPIX
栄光ゼミナール
登臨美術学院

専修学校
大原簿記法律専門学校町田校
ホテル・結婚式場 [編集]東横イン 町田駅 【小田急線東口】
ホテル ザ・エルシィ町田
ホテルラポール千寿閣(相模原市
ホテルリソル町田
ビジネスイン サンホテル
ホテル新宿屋
ホテル町田ヴィラ
バス路線
「町田バスセンター」を参照
当駅周辺には、下記の6つのバス停留所があり、時間帯や方面によって発着場所がそれぞれ異なる。

町田バスセンター - 横浜線中央口北口〜小田急線西口までの高架下付近
町田ターミナル - 横浜線ターミナル口・町田ターミナルプラザ1階
町田ターミナル前 - 横浜線ターミナル口・町田駅前通り路上
町田駅 - 小田急線東口・POPビル付近路上(旧町田街道・栄通り)
町田駅南口 - 横浜線南口
町田市営駐車場入口 - 横浜線ターミナル口・原町田一丁目側出口
タクシー [編集]町田駅周辺には、タクシー乗り場が4箇所ある。

小田急町田駅西口 - 横浜線町田駅方面通路脇の階段下にある。
丸井町田店北側ペデストリアンデッキ下 - JR横浜線町田駅北口から徒歩2分程度の距離にある。
JR横浜線町田駅南口 - 南口東寄り階段下にある。町田市内よりも相模原市内や国道16号沿線方面へ向かうのに便利。
JR横浜線町田駅ターミナル口 - ペデストリアンデッキ北西寄り階段下のサンクス前にある。

駅構内設備

改札口 5か所。西改札口、北改札口、東改札口、南改札口、小田急百貨店改札口 - 小田急百貨店営業時間以外は閉鎖。

店舗
food & heart - 2階改札内コンコース。イートインコーナー併設のコンビニエンスストア小田急商事#ショップ・コンビニエンス事業Odakyu SHOP - 各ホームに2店舗ずつと西改札口外付近と東改札口外付近の合計6店舗。OX SHOP - 北口出口 (2) 付近。
エレベーター(2階改札内コンコース - 各ホーム)、エスカレータ(2階改札内コンコース - 各ホーム、各ホーム→小田急百貨店改札口)

トイレ
2階改札内コンコース、東改札口外。待合室 - 各ホームに1か所ずつの合計2か所。横浜銀行ATM - 北口出口 (3) 付近、南改札口前。
出入口周辺 小田急電鉄町田駅には、複数の出口が存在する。

北口出口(1)
イタリアントマトカフェジュニア 町田北口店
生そば箱根 町田北口店

北口出口(2)
大雄駐車場
小田急バスビル

北口出口(3)
町田バスセンター ペデストリアンデッキ
西口出口

JR町田駅
町田バスセンター ペデストリアンデッキ
タクシー乗り場
みずほ銀行 町田支店
町田モディ
新光証券

南口出口(1)
三菱東京UFJ銀行 町田支店

南口出口(2)
吉野家小田急町田駅南口店

東口出口(1)
カリヨン広場
町田駅前交番
マツモトキヨシ 町田東口店

東口出口(2)
町田駅(バスのりば)
POPビル
りそな銀行 町田中央支店
JR東日本小田急電鉄で連絡乗車券などを発行できるように検討していたが、2008年3月15日より当駅経由の連絡定期券の購入ができるようになった。最近まで、JR東日本小田急電鉄との間で連絡運輸の協定がなされていなかったため、JR横浜線小田急小田原線を乗り継ぐ場合の連絡乗車券・定期券などの購入はできなかった。そのため、それぞれの乗車券(回数券、磁気・SuicaPASMOの各定期券を含む)は別々に購入する必要があった。このためか、両社においてSuicaパスネットが導入される以前は乗り換え客による乗車券購入待ちの列により自動券売機付近が非常に混雑し、自由通路を通ることができない状態になっていた。2009年現在でも引き続き連絡定期券以外の連絡乗車券類は購入できないため、定期券所持者以外の不便な状況は変わっていない。なお、定期券以外の連絡運輸が設けられていないのは、横浜線小田急電鉄は開業時から現在まで別駅扱いのためとみられる。似たような例として、武蔵野線新八柱駅新京成線八柱駅などがある。JR東日本 - 2009年度の1日平均乗車人員は107,799人である。

同社の駅では第27位であり、横浜線内では最も多い。東京都多摩地域の駅では立川(158,068人 同社内第15位)、吉祥寺(141,314人 同社内第18位)に次いで多く3位である。なお、当駅は横浜支社管轄であり、同支社内では横浜駅(399,633人 同社内第4位)、川崎駅(187,147人 同社内第12位)に次いで多く3位。小田急電鉄 - 2009年度の1日平均乗降人員は289,622人である。小田急電鉄線内の駅では新宿駅に次いで第2位である(2009年度現在)。駅周辺は多摩地域有数の商業地として発展している。南多摩地域のみならず、神奈川県央や横浜市北西部(いわゆる武相地域)の拠点としても栄える。小田急線・横浜線中央口北口周辺は東京都町田市原町田・森野・中町で、現在の繁華街は主に原町田5・6丁目付近に広がる。一方、横浜線町田駅南口周辺は原町田1丁目だが、境川の旧流路が現在での神奈川県との都県境となっているため、境川を渡った相模大野駅側や、町田駅側であっても南口前のデニーズをはじめとした一部の住所は相模原市南区上鶴間本町となる。

JR町田駅駅ビル - ルミネ
小田急町田駅駅ビル - 小田急百貨店
鉄道の開業前、現在の駅周辺は鎌倉街道が横切る原野だったが、鎌倉時代より鎌倉街道の宿場として栄えた町田村の一部住民が1580年代にこの地域を開拓し原町田村が出来る。その後江戸時代末期の鎖国解除直後から、絹の道(生糸)の中継地・集散地として栄え、その流れで現在の原町田二丁目付近には多くの商店が建ち並んだ明治以降に横浜線小田急線が開業すると駅近隣の発展は急速に進み始める。そして、1960年代から1970年代にかけて、住宅供給公社や当時の日本住宅公団によって市内に多数の大規模集合住宅(いわゆるマンモス団地)が建設されると、大丸(町田大丸に分社後、撤退)、緑屋(撤退)、さいか屋(専門店ビルのジョルナに業態転換)、ダイエー(規模を縮小しながらも食料品スーパー「グルメシティ」として営業中)などの百貨店、スーパーマーケットが次々に駅前に進出し、商業地としての地位を確実なものとした。今日では小田急百貨店東急グループの商業施設(町田東急ツインズ・109・東急ハンズなど)をはじめとして、丸井・モディ(丸井系)、西友ヨドバシカメラドン・キホーテ(2店舗。うち1店舗は長崎屋の業態転換)、ジョルナ、ブックオフ(2店舗)、ザ・ダイソーなどの大型店が林立し、さらには古くからの庶民的な商店街や若者向けの店も数多くひしめき合う、都民のみならず神奈川県民も多く訪れる全国でも有数の商業地として著しく発達しており、小田急線沿線としては新宿に次ぐ2番目、横浜線沿線では最大規模の商業地となっている。

このような大商業地でありながら、周辺の南町田(グランベリーモール)・橋本・南大沢・新百合ヶ丘・海老名(ビナウォーク)などに開設されたシネマコンプレックスとの競合により、2館あった小規模映画館が閉館したほか、郵政事業民営化に伴うぱ・る・るプラザ町田閉鎖に伴う併設映画館の閉館により、当駅周辺には映画鑑賞施設が存在しない状態となった。横浜線町田駅跡地周辺は駅の移転後に合わせて再開発され、1983年にバスターミナル・自転車駐車場・自動車駐車場・商業施設・JR町田駅ターミナル口改札からなる「町田ターミナルプラザ」が開業し、東京急行電鉄が所有する商業棟にはテナントとして東急ハンズが入居した。その後東急ハンズは東急百貨店町田店再編に際し2007年に百貨店とともに一旦閉店し、同年、百貨店を業態変更した専門店ビルである町田東急ツインズに移転した。東急ハンズ移転後のターミナルプラザ商業棟には、2008年5月23日にファーストリテイリングが経営する商業施設のミーナ町田が入居している。一方、ターミナル棟(2階以下は町田市所有、3階以上は東京急行電鉄所有の「駐車場棟」)の1階は町田ターミナル(バスターミナル)、2階は「ターミナルエイト」と称し、名の通り8つの店舗が入れる商用スペースとなっている。

ターミナルエイトは一時期、マクドナルドと喫茶店以外営業していない状態だったが、近年のターミナルプラザ改装と町田ターミナル停留所への観光バス乗り入れに伴って、新たに数店舗が入居している。ターミナルエイトと商業棟の間は、「出会いのひろば」と称する子供用遊具が設置されていた広場でつながっている。出会いのひろばの奥には、1983年10月に設置された和田康男作「水のオブジェ」という作品があったが、ミーナ町田の開店に伴い子供用遊具と共に撤去されたが、後に子供用遊具は撤去したオブジェの位置に戻っている。出会いのひろばの北側には「ターミナルデッキ」と称するペデストリアンデッキがあり、JR町田駅ターミナル口から町田市立中央図書館(シティホテルのホテル ザ・エルシィと同居)までつないでいる。出会いのひろば前のペデストリアンデッキ上には、1983年10月に設置された黒川紀章作「シティゲート」という作品があり、このモニュメントが真南北を示している

町田駅って?

町田駅は、東京都町田市原町田にある、東日本旅客鉄道JR東日本)・小田急電鉄の駅である。
1980年に原町田駅から改称。島式ホーム2面4線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。改札口は中央改札とターミナル口(旧・原町田駅付近)の2か所で、それぞれ2階にある。中央改札は、北側(小田急町田駅西口・バスセンター側)が中央口北口、南側(ヨドバシ側)が中央口南口となっている。ペデストリアンデッキ上の屋根設置に伴い、北口の駅名標の確認が困難な状況になっている。ターミナル口はSuica導入後も有人改札のままで、Suicaが使えなかったが、2006年頃に自動改札機を設置したのに合わせて対応した。中央改札付近にみどりの窓口指定席券売機が設置されている2005年から続いていたバリアフリー対応・リニューアル工事は終了し、エレベーター・エスカレータ専用通路が設置され、新設コンコース脇にNEWDAYSBECK'S COFFEE SHOP、ジューサーバー (JEFB) などが開店し、同時にトイレのリニューアルと冷暖房取り付け工事も完了した。この工事前はエレベーターはホームと駅事務室を連絡する車椅子使用者専用のものであり、エスカレータは上りのみであった。

工事前にあったエスカレータの部分は階段となっている。以前からあったエレベーターは自動販売機によって入り口を塞がれ、使用を停止している。なお、工事によってエスカレーターから転換された階段は幅が大人3人分が通れるほどの幅しかなく、列車が到着した際は降車した旅客でいっぱいになってしまう。特にラッシュ時間帯の上りホームの階段は降車した旅客によって通路が塞がれてしまうため、下りホーム八王子方の広い階段とあわせてこの階段にはラッシュ対策の駅社員が階段上に配置され、これから乗車する旅客の動線を確保できるように階段の通行を整理している。横浜線はすべての定期旅客列車が停車する。土曜・休日に運転する臨時特急「はまかいじ」の設定当時からの停車駅でもある。管理駅として、成瀬、古淵の各駅を管理下においている日中は、下り快速の前を走っていた各駅停車がすべて当駅で快速の待ち合わせを行う。 2006年3月18日から、上り快速の前を走っていた各駅停車の快速の待ち合わせは、大半の電車について当駅から中山駅で行うように変更した。

これは、快速の菊名駅停車に伴う運転所要時分変更によるものであるが、土休日ダイヤでは当駅で接続する電車が2本存在する。土曜・休日は当駅で上下共に特急「はまかいじ」と各駅停車との待ち合わせを行う。同列車が運転されない日もダイヤに変更はないため、当駅で待避を行う(いわゆるカラ待避)。内側の線路のうち2番線は上下共に発着可能、3番線は下りの到着及び上下の発車が可能である。東神奈川方面からの当駅折り返しの電車は2番線の発着が基本だが、夜間停泊を行った電車(後述)と、平日朝のラッシュ時間帯における上りホームの混雑緩和、当駅止まりの電車から八王子方面の後続電車への乗り継ぎをスムーズにする目的で、この時間帯のみ一部の始発電車が下りホームである3番線から発着する。このため、八王子方面へ向かう旅客が3番線からの折り返し東神奈川方面行に誤乗するケースがあり、放送や駅社員による案内を行っている他、3番線からの上り電車発車時のみ発車メロディを横浜線の他の駅とは異なる曲(スプリングボックス)に変更して注意を促している。

当駅の2・3番線において夜間停泊が行われる。これは、八王子発町田行の終電として2番線に到着した電車が翌朝の八王子行始電として、東神奈川発町田行として3番線に到着した電車が翌朝の東神奈川行として折り返すもので、これにより2番線発の八王子行が数年ぶりに設定された。なお、2010年3月のダイヤ改正までは、八王子発町田行はそのまま翌朝の東神奈川行(2番線)、東神奈川発町田行が翌朝の八王子行(3番線)となっていた。島式ホーム2面4線を有する高架駅。現駅舎は地上11階地下1階建(表記上地上9階)の駅ビル(小田急百貨店)の2階と3階の間(中3階部分)を鉄道が貫くという珍しいスタイルで建設された駅である。傾斜地にあるため、新宿寄りではホーム(中3階)は地平でコンコース(2階)は地下にあたるが、相模大野寄りではホームは高架で、コンコースも地平より高い位置にある。朝のラッシュの時間になると普段から混んでいる町田駅は大変な混雑になる。本厚木、海老名、相模大野で乗せた客を降ろすため乗る客と降りる客の人数は同程度となる。

階段付近のドアでは、肩と肩がぶつかるくらいになる。後ろ寄りは少しはすいてくるが、それでも吊革はだいたい埋まる。利用客の多さに比べホーム幅は狭く、到着を待つ際には3列での整列が指示されている。2005年から2006年にかけて行われた駅構内のリニューアル工事で、改札内コンコースの案内表示やエスカレータの増設やトイレの設置、改札外コンコースのトイレの改装などが行われた。2005年7月に行われた調査により、改札外天井部分にアスベストを含有した吹き付け材が用いられていることが確認されたため、2006年6月までに撤去作業を行った。小田急電鉄の管区長・駅長所在駅。町田管区として登戸 - 新百合ヶ丘 - 町田・唐木田間、町田管内として柿生 - 町田間を管理している。改札口は全部で5か所あり、駅ビルの2階(ホームの下の階)のコンコースには、西口(南)・北口(東)・東口(北)・南口(西)がある(括弧内は実際の方角)。また、3階(ホームの上の階)には小田急百貨店口があるが、これは百貨店内に直結しているため百貨店の営業時間帯以外は利用できない。

駅が南側から北側に向かっての傾斜地にあるため、JRの駅・バスセンターがある相模大野寄りの南西側(西口側)では、改札口のある2階は地面の高さから上がる必要がある。JR中央口北口と町田バスセンターから西口へはデッキで直接結ばれているが、改札面よりデッキの方が高い位置のため、若干下る。北口出口(2)(百貨店エスカレータ横・西側)は地面と百貨店2階の改札口の間に段差がない。ただし、接続道路は南西側(バスセンター側)へ下り、北東側(東口側)へ上る。新宿寄りの駅のすぐ北東側には玉川学園8号踏切(通称第1踏切)があり、北側(東口)・西側(南口)から改札へは階段を降りることになる。駅構内改札付近と南口方面への間には段差があり、改札より南口・東口地下道への通路が若干低い。新宿方に6両編成まで対応の引き上げ線が1本あり、江ノ島線からの列車を中心に当駅で折り返す列車がある。上り列車を2番ホーム着として、折り返し下りとして運転することも可能な構造である。2009年現在の到着は回送のみであるが、以前は町田2番ホーム止まりの折り返し下り列車が存在していた。 当駅は新宿駅と同様の発車ベルがあるが、各方面最終列車の発車時及び輸送混乱時にのみ使用している。

鶴川街道はこういうもの

調布から原町田の町田街道へと続く路線。都道19号の調布〜真光寺十字路交差点、都道139号の真光寺十字路交差点 - 鶴川駅東口交差点、都道3号の鶴

芝溝街道
淵野辺駅前から、根岸・図師・野津田・大蔵等市内北部を結び、鶴川駅へ至る。都道3号世田谷町田線とあわせ、津久井道の一部をなす。

成瀬街道
町田市と川崎市を結ぶ路線の一部。町田駅から横浜市北西部を結ぶ。

団地いちょう通り
鶴川街道から、藤の台・山崎・境川の各団地を結ぶイチョウ並木の通り。広幅員のため、バス路線の重要な経路となっている。また、鶴川街道・鎌倉街道から町田街道相模原市方面への短絡ルートとしても利用される。

町田駅前通り
神奈川県との都県境付近を境川に沿って走り、市内中西部の境川・木曽・忠生地区と町田駅町田街道・成瀬街道を結ぶ道路。この路線を経由して町田から境川団地・淵野辺駅方面へのバスが運行されている。

原町田大通り
JR町田駅前から町田街道までの連絡路線。将来は芹が谷公園北側に開通する予定の都市計画道路3・3・36号線と一体になるだけでなく、多摩都市モノレールの町田延伸の際には導入空間となる予定。

▼祭事・催事
まちださくらまつり - 「尾根緑道さくら祭り」をメインイベントに、市内各地で様々な催しが行われる。
フェスタまちだ - 町田駅周辺各所(原町田)にて開催。エイサーを中心とした祭りである。
町田ごみフェスタ - 町田リサイクル文化センターにて開催。
まちだカーニバル「町田大道芸」(10月) - 町田駅周辺各所(ぽっぽ町田他)にて開催。
町田市産業祭 - まちだターミナルパーキング屋上、小田急百貨店町田店屋上をメイン会場として開催される。
町田市こどもマラソン大会 - 町田市立陸上競技場野津田競技場)にて開催。
町田市農業祭「太陽と緑のまつり」 - 野津田公園にて開催。

▼電話
三輪町及び三輪緑山以外の町田市内は相模原MAに属するため、神奈川県相模原市の大半のエリアや、遠く山梨県道志村月夜野地区まで市内通話扱いとなる。
このうち町田市に割り当てられているのは042-706〜710、042-720〜729、042-732、042-734〜739、042-770〜775(堺地区、相模原市でも割り当てられている)、042-782・783(堺地区、相模原市でも割り当てられている)、042-788〜799。 三輪町及び三輪緑山は川崎MA(市外局番:044)に属するため、神奈川県川崎市と市内通話扱い。相模原MAに属する町田市内への通話は県内市外通話となる。 このため、電気通信上では、町田市は神奈川県に属する。そのため、町田市から東京都内の区市町村への通話は県間通話となる。(ただしNTTの管轄は東京支店である)

▼町田を舞台とする作品
小説
まほろ駅前多田便利軒 - 三浦しをんによる第135回直木賞受賞作となった小説。舞台となる架空の地「まほろ市」のモデル。実在する場所や店舗を名前を変えるかあるいは伏せた形で記されている。殺人方程式 - 綾辻行人による推理小説。殺人事件の起こった場所は、町田市と相模原市の境界線に流れる境川横浜線が交わる辺りと見られる。

映画
ハラスのいた日々 - 桜美林大学常盤町)でロケを行っている。また当時の学生がエキストラ出演している。
うなぎ (映画) - 町田市小野路町周辺がロケ地。
恋愛寫眞 - 桜美林大学常盤町)でロケを行っている。

コミック・アニメ
神聖モテモテ王国 - 主人公が暮らすアパートが町田市内にあるとみられる。
ロリコンフェニックス - ブラックロリータ団の本部は町田市にあり、町田駅付近の電化製品店では幹部が働いている。
課長王子 - 主人公が利用する駅など町田市内を描写しているシーンがあり、町田市に住んでいると思われる。また、田中王児の声を演じた石井康嗣は、アフレコ後のインタビューにおいて町田について語っていた。
TOKKO 特公 - ストーリーの重要な舞台である。
莫逆家族 - 街並などは町田がモデルになっている
監察医朝顔 - 背景に描かれる街並に町田市内の風景をアレンジしたらしいものが散見される。

町田駅
町田駅は、東京都町田市原町田にある、東日本旅客鉄道小田急電鉄の駅である。島式ホーム2面4線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。改札口は中央改札とターミナル口の2か所で、それぞれ2階にある。中央改札は、北側が中央口北口、南側が中央口南口となっている。ペデストリアンデッキ上の屋根設置に伴い、北口の駅名標の確認が困難な状況になっている。ターミナル口はSuica導入後も有人改札のままで、Suicaが使えなかったが、2006年頃に自動改札機を設置したのに合わせて対応した。中央改札付近にみどりの窓口指定席券売機が設置されている。

駅の2・3番線において夜間停泊が行われる。これは、八王子発町田行の終電として2番線に到着した電車が翌朝の八王子行始電として、東神奈川発町田行として3番線に到着した電車が翌朝の東神奈川行として折り返すもので、これにより2番線発の八王子行が数年ぶりに設定された。なお、2010年3月のダイヤ改正までは、八王子発町田行はそのまま翌朝の東神奈川行(2番線)、東神奈川発町田行が翌朝の八王子行(3番線)となっていた。

田園都市的側面

中心地の町田駅から1〜2kmで農地が見られ、北西部や西部の小山田・小野路地区・相原・大戸地区は里山の面影が色濃く残る農業地域で、田畑が随所に有り、畜産業も営まれる。また。七国山等の野山も点在し、近隣の都市と比べ、土地の自然利用率が高くタヌキ等の野生動物もいる。しかし町田の東京へのアクセスが注目されると、不動産・住宅開発の進出も激しく、旧来の地形を省みない開発や建設がかえって町並みの調和を破壊している。水害時に備える洪水調整池を無理に埋め立てる手法には地元の反発も大きい。

▼歴史
江戸時代まで
武蔵国多摩郡の南端に位置するが、北西部の相原村や小山村は16世紀末に境川武蔵国相模国の境界として確定するまで相模国高座郡に属した。このことと関連して、境川をはさんで武蔵側(町田市)と相模側(相模原市大和市)とで共通する地名が分布する(相原、小山、矢部、鶴間など)。
1335年、北条時行ら北条氏の残党が中先代の乱を起し、町田村井出の沢で足利直義を撃破し更に鎌倉へ向けて進攻する。
16世紀末の天正年間に町田村の村民が農地拡大のため近隣の原野を開拓し、その地を原町田村として分村した。後に「本村」である町田村は本町田村と村名を変更した。
江戸時代初期、市域内の村の多くは幕府直轄領(天領)であった。しかし数度の地方直しを経て、江戸時代中期までに旗本知行地となり、その多くが旗本数家あるいは幕府等との相給となった。幕末期、幕府直轄領の村は韮山代官の支配下にあった。

▼交通
東京都区部までは電車利用で50分程度(市の中心駅である町田から新宿へは小田急小田原線快速急行利用で約30分)。中東部を小田急線が、南部を東急田園都市線が、南西部と西部をJR横浜線が、北西部を京王相模原線が、いずれも市域の外縁部を通っている。

良好な鉄道アクセスは市域の外縁部に集中しており、市域の中央部に鉄道空白地帯を多く抱えている。そのためバスが主要な交通手段として発達しており、運行本数が多い。特に山崎団地・藤の台団地から町田駅方面へは昼間でも頻繁に運行がなされており鉄道の空白を埋める役割を果たしている。

市南部・北西部の主要幹線道路については、幅員の狭いものが多く、路線バスも十分な運行本数が確保されていないこともあり、慢性的な渋滞が発生している。また、都心部への鉄道交通や市内のバス路線網が発達している一方で、同じ多摩地域の近隣都市へと移動する手段は整備が遅れている。そのため、多摩都市モノレール小田急多摩線の市内延伸が構想されているが、実現の目途は立っていない。

バブル期には鉄輪式リニアモーターカーによる(都営地下鉄大江戸線と同じ方式)ミニ地下鉄建設が検討されたことがある。

▼空港へのアクセス・高速バス
町田バスセンターから、羽田空港神奈川中央交通京浜急行バス)および成田空港(神奈川中央交通・京成バス)へ、それぞれ空港連絡バスが頻発して運行されている。また、都市間高速バスとして、大阪駅行きの昼行高速バスが運行されており、夜行高速バスも 京都駅・大阪駅USJ行、広島駅行、盛岡駅行が運行されている。以前は奈良駅行も運行されていたが、奈良交通の路線再編により経由しなくなった。

▼道路
東名高速道路
東京都心と愛知県小牧市とを結ぶ。町田市では南端部(鶴間付近)をわずかに通り、 横浜町田IC(以前の横浜IC)が設置されている。
国道16号
首都圏外縁を結ぶ環状路線。町田市では南端部(鶴間付近)と北西部(相原町字橋本付近)をわずかに通る。鶴間付近では町田街道・国道246号・東名高速道路保土ヶ谷バイパスと交差・接続する。
国道246号
東京都心と静岡県沼津市とを結ぶ。町田市では南端部(鶴間付近)をわずかに通る。国道16号町田街道と接続している。

町田街道
東名高速道路保土ヶ谷バイパス国道16号・国道246号の交差する町田市辻付近と、国道20号・青梅街道の交差する八王子市の町田街道入口交差点を結ぶ片側一車線の道路。概ね横浜線国道16号と平行している。道幅が狭いものの、市内の主要幹線道路となっていることもあり交通量は非常に多く、全体で渋滞が慢性的に発生する。
幕末から明治時代にかけて最大の貿易商品である「絹」を運ぶ街道として、集荷地・八王子と輸出港・横浜港を結んでいた。沿道は幕末頃より栄えるようになり、なかでも原町田は中継地点として重要な宿場町でもあった。別名「絹の道」

都市計画道路 町田3・3・36号線
町田街道の新たなバイパス路線。常盤・小山田付近から町田までの間では多摩都市モノレール導入用に広い中央分離帯が用意されている。2009年7月時点で一部区間が供用されており、今後も「多摩地域における都市計画道路の整備方針」に基づき市域中部をはじめとして相原駅付近、南町田駅付近の整備が予定されている。
鎌倉街道
府中と町田を結ぶ。多摩地区を縦に抜ける主要道路で交通量も非常に多い。多摩市内から野津田町暖沢地区までと本町田の一部では拡幅が完了し、片側二車線の道路となっている。
旧来は町田村近辺と府中を結ぶ道筋だったが、鎌倉時代に鎌倉と府中、上州方面を結ぶ重要な街道筋(鎌倉上道)として整備され、町田宿(現在の本町田宿・後田・一色地区)、小野路宿(現在の小野路町)などが宿場町として発展するようになる。当時の街道が市内中部の七国山」や小野路町に残されており、鎌倉古道・鎌倉旧街道として記念されている。現道から大きく離れた小山田の都道(狭隘路)や相原町の七国峠なども鎌倉上道の脇道に当たるとされている。
鎌倉時代足利直義軍と北条時行軍による合戦が行われたのは、当時の鎌倉街道の主要地であった町田村中心部の町田宿にほど近い、井出の沢であった。

町田市を語っちゃいますがなw

町田市は、東京都の多摩地域に位置する市で、多摩南部に区分される。

▼地形
市域の大部分が多摩丘陵に属し、地形的には同丘陵の北部、相模原台地の北東の縁であり、ほとんどが丘陵地帯である。最高地点は西端にある草戸山。平地は町田駅付近や西および南を流れる境川・ほぼ中央を流れる鶴見川とその支流恩田川近辺など少ない。

▼商業地
東京都区部の南西30〜40km圏に位置し、1960年代初頭より東京都区部郊外のベッドタウンとして開発され発展。町田駅を中心とした原町田地区は、小田急線沿線および横浜線沿線を代表する繁華街で、百貨店や専門店等が多く林立する一大商業ゾーンとして著しく発展しており、商業都市の一面も持つ。国道16号・246号線や鎌倉街道などにより東西方向・南北方向との道路交通の便もよく、神奈川県北部も含んだ多摩地域南部(南多摩地域)の商業の中心地である。飲食産業はここ数年で立川市と共に成長している。南多摩地域・相模原市横浜市北部・川崎市西部・座間市大和市などを含む商圏人口200万人とも言われる相武経済圏の中心的な役割を、共に業務核都市として指定を受けている相模原市の相模大野などと共に負っている。

市内や近辺には大学や短大、高校が多く、町田駅付近の繁華街は学生を中心とした若者の街に変わりつつある。前述したように南多摩地域や相模原市など周辺地域にとって中心商業地としても発展しており、地元にいながら渋谷や原宿、秋葉原などの文化を感じ、楽しむことができる場所として、「西の渋谷」、「西の秋葉原」(この場合の西とは東京西部と言う意味)などと呼ばれることも多く、実際に109など若者向けの衣料品店や飲食店、ゲームセンター、アニメ・漫画・ゲーム専門店などが多く、近隣では少ないメイド喫茶も出店されている。また、それら商業施設は駅周辺のビルのテナントとしてだけでなく、周辺の各商店街にも多く存在し、乾物屋などを中心とした町田街道絹の道以前からの活気あふれる商店街に溶け込み、独特の雰囲気を持つ繁華街を作り上げている。

東部の玉川学園前駅周辺は、幼稚園から大学まで一貫教育の玉川学園を中心に住宅地が広がっており、学園都市とされている。

この他、南部(町田市鶴間)の南町田駅前にはアウトレットモールのグランベリーモールが、また北西部の多摩境駅付近には多数の大規模なロードサイド店舗が立ち並んでおり、休日等に賑わう。

立川を中心とする北多摩地域都心部とは多摩丘陵多摩川で隔てられていることや、明治時代以来絹の道の中継点であった関係で、古くから北・西多摩地域都心部よりも八王子市や横浜市相模原市との結びつきが強い。特に、相模原市の市街地は近接していることから、町田・相模原両市を併せて国の業務核都市に指定されており、業務など諸機能の立地促進が図られている。(同様に、相模原市は神奈川県内他地域よりも、町田市・八王子市をはじめとした南多摩地域との結びつきが強い)

▼住宅・道路開発
鎌倉街道沿いの旧宿場町や近代以降の原町田近辺など一部地域を除き、開発の歴史が昭和40年代の旧公団・公社等による団地開発以来と浅く、現在では未開発の丘陵や斜面を宅地造成した一戸立て住宅の建売(駅至近では中高層マンション)が盛んである。しかし、無計画に宅地造成がされた地区も多く、そういった場所では旧来からの狭い道路や行き止まりなどがあり、自動車がこれを避けて鎌倉街道町田街道等の幹線道路へ集中するが、拡幅工事が未完了で未拡幅区間ボトルネックとなり、幹線道路への流入車が毎日のように渋滞を引き起こす。特に県境部分では整備が遅れているほか、山や丘の両面から開発された場所の道路未接続も多い。

市内には、都市再生機構の町田山崎・藤の台・鶴川・小山田桜台団地、東京都住宅供給公社の木曽・境川・高ヶ坂・本町田住宅などの大規模団地を初めとした、大小様々な団地や集合住宅が点在する。団地住民の定住化と共に少子化が進み、それら団地を中心とした学区域の小学校では合併や廃校が行われると同時に、新興住宅地では新設も行われている。同時に、政策として「車椅子で歩ける街づくり」を進めるなど社会福祉が充実し、各地から視察団が訪れる。

1980年代からは、薬師台などに見られるように、土地区画整理事業により大手デベロッパーを中心とする景観を重視した計画的な宅地開発が行われ、21世紀に入り、景観法と町田市景観条例に基づき、市民、事業者、行政の協力による景観づくりが重視されてきた。

▼治安
ここ数年、新宿付近地区の風俗規制強化により、この地区で営業していた業者が町田駅前繁華街へ移転する動きがあり、西の歌舞伎町とも呼ばれるようになった。これは周辺に風俗業が多い繁華街が無く、新宿から直通電車で30〜40分程度という好立地による。しかし繁華街はこれらを含めた風俗店と他の店舗が混在しており、手当たり次第な客引き等の迷惑行為が社会問題化し、条例による客引き行為の部分規制や住民による自主的なパトロール、さらには民間交番の設置等が行われている。

町田市の急速な人口増加にも関わらずこれまで警察署の増設は行われず、警察官1人当たりの市民数は都内平均の2倍であった。町田駅前繁華街の発展や渋谷・歌舞伎町化に伴う犯罪率の上昇も加わり治安が悪化し、警察官不足は深刻である。これに対応し、市北西部の管轄を新設の南大沢警察署(八王子市南大沢)に移管、町田警察署の負担軽減を図ることになった。